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立松和平と「道元」

2017/7/20  

立松和平、道元に挑む。その主著「」は全95巻。難解な漢語が際限なく続く大著にも眼を通しての執筆。きっかけは、大本山永平寺から道元禅師750回大遠忌に因み依頼を受けたもの。機関紙「」に毎月原稿用紙20 ...

影武者

2017/7/20  

サダム・フセインに影武者がいるのではないか。まことしやかに騒がれたことがある。イラン・イラク戦争が1980年から88年。そして90年にクエートへ侵攻し、湾岸戦争が91年。アメリカのハイテク兵器に完膚無 ...

「夜と霧」

2017/7/20  

アウシュヴィッツ強制収用所。そこでは1940年から45年にかけて、ナチズムのもと組織的集団虐殺で300万の人命が失われた。その過酷な極限的な状況の中を、一人のユダヤ人心理学者が3年間を生き抜いた。愛す ...

「胸腺」

2017/7/19  

「胸腺」をご存知だろうか。胸の中心にあり、10代で最大になり35グラム。性成熟後は急速に小さくなる。この胸腺こそ免疫反応を起こす必須の臓器なのである。免疫が脚光を浴びるようになったのはジェンナーの種痘 ...

茶会

2017/7/19  

「あの坊主奴に腹を切らせろ」。ついに秀吉は利休に切腹を申し渡した。成り上がりの秀吉と侘び茶を完成させた利休。この二人の心理を余すところなく書き綴ったのが野上弥生子の名著「秀吉と利休」。ひょんなことから ...

ホームカミングデー

2017/7/19  

学生時代のおかしげな選択が、あいまいな人生を創出してきたと思っている。ゼミは「所得分配論」。指導したのは、当時学部で唯一のマルクス経済学・松原昭教授。そしてサークルはアメリカ資本主義の象徴ともいうべき ...

寝台特急「日本海」

2017/7/19  

「さかた~。さかた~」。山形県酒田市。列車のマイク案内が入るのが午前7時。よく眠っていたらしい。5分停車の間に、慣れた客はスリッパ姿で弁当や新聞を買いにホームを行き来する。こんな光景も何年ぶりだろうか ...

凍れる歩廊(ベーリング海峡)

2017/7/19  

人類の誕生は170万年前。ホモ・エレクトス(原人)は、脳が猿人の2倍で、二足走行し、火を使っていた。アフリカのサバンナが起源。アフリカから脱出し、寒冷地に適応したのがモンゴロイド、われらがお尻にある蒙 ...

三たびの海峡

2017/7/19  

日韓、日朝の問題を考える時に、必ず思い起こす、いや条件反射的に脳裏をかすめる小説がある。「三たびの海峡」。著者は。日本人が書いておくべき義務がある、という決意のもとに書かれた。 主人公は17歳。昭和1 ...

次々と逝く全共闘世代

2017/7/19  

確実にある時代が終わろうとしている。藤本敏夫が7月31日、58歳。今井が9月1日62歳。この二人が相次いで逝った。生き急ぎ、死に急いだとはいえ、やはり先駆者たりえたのではないかと思う。 1969年1月 ...

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