短大閉鎖をプラスに。

市民のプライドを考えれば、去るものは追わずです。まして存続の条件に4億5000万円を積め、などといわれた日にはとっとと出ていってくれというもんです。このピンチをチャンスに変えていきましょう。いまこそ魚津市民の底力を見せつける時です。 

先日、洗足学園の周りを歩いてみました。この施設、環境を21世紀の魚津市民のために生まれ変えてみせることは可能だと思えてきました。少子化の流れを食い止めることは至難ですが、高齢化を逆手にとって地域に活力を持たせていくことは出来ます。コミュニティカレッジなる構想がいわれますが、トップダウンでは絵に描いた餅になります。地域のヤル気を引き出すボトムアップです。学生寮はデイケアセンターに。図書館も充実させましょう。現在の市立図書館よりここの方が充実しています。こちらに統合させた方が効率的。教室の一部は不登校の児童に開放しましょう。不登校児を抱える家族にとっては福音です。食堂はボランティおばさんによるメニュー。独居老人への弁当基地であってもいいでしょう。古典を学ぶ講座や、短歌、俳句も。部室完備となれば青春プレイバックそのもの。最大の特色は音楽。練習場の提供、週末コンサート、歌声サークル。定年後のおじさんがピアノに向かい、「もしもピアノが弾けたなら」を練習している風景なんていいものです。帰りに食堂でおばさんメニューで一杯なんていうのも粋です。いつも音楽がながれているシビックセンター。それからスクールバスなんて杓子定規はやめて、乗合タクシー制度を導入しましょう。市内どこからでも一律500円。3人の相乗りは自分で探すことが条件。いろんなアイデアが直ぐに生きるシビックセンターを目指しましょう。

問題はヒト、組織、カネ。ヒトは企業を退職した、世の中のことがよく分かる人。できればUターン組。公募してみたらどうでしょう。「帰りなん、いざふるさとへ」意外と多いのではないでしょうか。組織はNPOでいきましょう。行政でも企業でもない非営利組織です。格好の参考書があります。多摩ニュータウンにある市民ベンチャー組織「NPOフュージョン長池」の活躍を描いたもの。ぜひご一読願います。勇気が湧いてきますよ。

最後にカネです。市が1/3。これも新たな財源ではなく、身を切り刻んでしぼりだしたものにすべきです。洗足学園も1/3。これは先生の派遣費用などのソフトです。はいさようならではなく、軌道に乗るまでは一端の責任を担ってもらいましょう。市民拠出も1/3。シビックセンター設立出資金。エコマネーを取り入れてもいいのではないでしょうか。洗足ダラーとか、洗足ユーロとか。運営も思いっきりIT(情報技術)を駆使しましょう。広報も講座の予約もキーボードでやりましょう。

とにかく知恵を絞り、汗を流し、何よりも楽しく。創造の喜びを実感する事こそ21世紀地域社会の目指すところです。この機会を逃す事はありません。

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