「女性のいない民主主義」
2020/1/12
初夢である。日本の有権者はようやく自民党政権に見切りをつけた。そして選んだのは初の女性首相。ホワイトハウスで日米首脳会談に臨んで、こう切り込んだ。「もう日本は豊かな先進国ではない。いいなりの武器購入 ...
ローカル局の踏ん張り
2020/1/2
ローカルを基盤とした企業は胸突き八丁に差し掛かっている。ローカルテレビ局も例外ではない。17年7月に富山・ほとり座でみたドキュメンタリー「人生フルーツ」が東海テレビ制作と知って、こんな活路もあったの ...
「三方よし」は遠い昔か
2019/12/21
「久しぶりですね」という言葉に、来なければよかったという思いがした。なじみの床屋でのこと。年金生活となった友人たちはなべて格安店を利用している。3900円が1500円となるのだから、床屋は太刀打ちで ...
「独ソ戦」
2019/12/6
弾薬が雨あられと降り注ぐ映画「レニングラード攻防戦」の一幕がよみがえる。久々に岩波新書のベストセラーと聞くと手にしないわけにいかない。「独ソ戦―絶滅戦争の惨禍」。著者の大木毅は18年5月に神保町をぶ ...
40歳定年説
2019/11/28
かねがね20歳前後での新卒一括採用はおかしいと思っていた。人生一本勝負で、その影響が生涯に及ぶ。終身雇用が前提で、転職は転落と息苦しくとも我慢するしかなかった。40歳定年説を目にした時、これを打ち破 ...
馬喰町
2019/11/18
11月9日、東京駅で降りてすぐタクシー乗り場に急いだ。84歳の姉と一緒の旅で、彼女は仕入れも兼ねている。やってきたタクシーは女性運転手で、車はトヨタのジャパンタクシー。行き先を馬喰町(ばくろうちょう ...
「その木々は緑」
2019/11/2
詩人・覚和歌子の詩集を手にしたのは、04年金沢・玉川図書館であった。A4版で大きく、詩歌のコーナーでは目立っており、その言語感覚に不思議な魅力を感じた。そんな記憶が蘇ったのは、全日本合唱コンクールの ...
「記者と国家」
2019/10/21
国家権力とペン1本で対峙したのだから、これほどの書名でも大げさではない。「記者と国家」(岩波書店)。沖縄返還での密約文書をすっぱ抜いた毎日新聞記者・西山太吉の遺言だと付す。このスクープの代償は陰険で ...
アマゾン・エフェクト
2019/10/12
あのセブンイレブンが1000店閉鎖するという。小売業の歴史的大転換が始まった。現金安売り掛け値なしの越後屋、大量消費時代をけん引したダイエー、24時間営業のセブンイレブンの出現に続く第4弾で、その象 ...
AIが支配する社会
2019/10/2
日米貿易交渉が「アリバイづくり」の茶番劇で終わった。追加関税25%を持ち出された時点で、結末は見えていた。TPP交渉に無理矢理入らされ、難題を飲まされた時点で、オレ抜けるから、お前まとめてみろとなっ ...