ふるさと新湊の異変
2023/12/1
週2回は新湊・海王丸パークに通っている。88歳の姉が認知症となり、同パークにあるケアハウスに入居しているので、そのサポートのため。体操教室の送迎と昼食を挟んでの会話だが、レストランの選択肢が10カ所 ...
「モモと時間泥棒」
2023/11/21
11月17~18日、大学のクラス会と孫娘の学芸会といううれしいセットでの東京行きとなった。浮かれ過ぎという気もするが、得難く、ありがたい終活である。78歳のクラス会は、肺気腫にめげず酸素ボンベを引き ...
半導体から考える
2023/11/12
経済産業省は、半導体受託生産最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が熊本県内に進出するに際し、7500億円の補助金を出すという。他にも国内の半導体生産や開発支援も想定しており、その総額は1兆9千億円と ...
「生きることの世界レッスン」
2023/10/31
どこで、どう生まれ落ちるか、自分では選べない。ひょっとしてガザで生まれ、ハマスの戦闘員になっているかもしれない。またエルサルムで生まれ、イスラエル軍兵士になっているかもしれない。それでも生きていくし ...
全羅南道光州にて
2023/10/27
念願の旅はついに実現した。10月12日夕刻、ソウルからのKTXは光州駅に滑り込んだ。若い時は自分が韓国で生まれたことに無頓着であった。歳を重ねるに従って、生まれ落ちた偶然に興味が湧いてきて、家族がど ...
「しゅくだいやる気ペン」
2023/10/11
日本経済の低迷は続く。「失われた30年」から抜け切れず、画期的な技術も、革新的組織も、世界から注目される経営者も現れず、抜け出すきっかけさえつかめていない。何をどう間違えたのか。10月8日の日本経済 ...
いま一度の色川大吉
2023/10/2
いい出しっぺが汗をかくのがべ平連流儀。そう見栄を切った講演会を9月30日開催した。テーマは関東大震災100年記念「朝鮮人虐殺を読み解く」で、講師が新井勝紘・元専修大学教授。朝日新聞の書評を見たのがき ...
危機に瀕する防衛大学校
2023/9/21
砂上の楼閣とはこのこと。現代の安全保障はたんに兵器と人間の頭数が多ければよいというものではありません。刻々と変化する安全保障環境と技術革新に柔軟に対応できる、想像力と論理的思考力を持つ幹部自衛官がい ...
部落問題で新聞協会賞
2023/10/23
2023年新聞協会賞に西日本新聞社の「人権新時代」取材班が選ばれた。何と被差別部落出身の28歳の若手記者が自らカミングアウトして、ペンを取っている。「人の世に熱あれ、人間に光あれ」と高らかに謳った水 ...
人生の余白を生きる
2023/8/31
78歳となった。自分史年表を作成しているので、70歳まではよくわかる。しかし70歳からの「無名無所属」は書き足すことがなく、やはり人生の余白のように見える。この余白こそ豊饒なものにしなければならない ...