旅と女と寅次郎
2019/5/28
ご存じ寅さんシリーズの31作目。こんな脚本を書いてみたい、と痛切に思った。BSテレ東が毎週土曜日に寅さんをやっている。5月25日放映のマドンナは何と都はるみ。ワインを取り出し、トマトを薄めに切ってモ ...
「暴君」。疑問の組織論。
2019/5/18
裏組織に支配されている企業、といえば分かりやすい。裏組織にすれば、企業はその道具に過ぎない。最新刊「暴君」(小学館)は「新左翼・松崎明に支配されたJR秘史」を副題にして、77歳の元日経記者・牧久が現 ...
「孤高」鈴木敏文
2019/5/6
幼少時に胸躍らせて読んだ太閤記が、脳裏に刷り込まれているのかもしれない。セブンイレブンをこれほどまで成長させた鈴木敏文はどんな男か。その出世すごろくに興味は尽きない。コンビニを社会インフラにまで仕立 ...
縁やさの会
2019/4/30
わが郷里・新湊ゆかりの人たちが1年に1回開く、酒席とカラオケの会がある。4年上の先輩世代7人がスタートさせ、小生含め後輩2人がそれぞれの縁で誘われた。この10年欠かさずに参加している。名称は映画「人 ...
「博士が100人いるむら」
2019/4/21
このブログを深夜に書きあげ、翌朝アップしようと思っていた。4月18日の早朝、朝日新聞を手にすると、ブログと同じ内容のものが1面と社会面に載っているではないか。「若手研究者の自死」。近世仏教研究家・西 ...
「100年かけてやる仕事」
2019/4/9
桜満開ということで4月6日、富山県立図書館まで歩き、新刊書コーナーに並んでいた「100年かけてやる仕事」(プレジデント社)を手に取り、裏手の公園前にあるコンビニで弁当とお茶を買った。ひとり花見である ...
2019読書アンケート特集
2019/3/25
「月刊みすず」が毎年3月に発行する読書アンケート特集はやはり見逃せない。800人の知識人が昨年読んで興味を感じた書物を挙げている。ひとり5点に絞っているのだが、これはと思う本は同じと見えて、重複する ...
「21世紀の楕円幻想論」
2019/3/13
「連帯保証人にだけはなってはならない。保証人になるくらいなら、返さなくてもいいおカネをあげなさい」。親父の遺言だという人は多い。初めて聞いたのが、富山・清明堂書店の丸田社長だった。堅実経営の苦労人だ ...
東大闘争と在宅医療
2019/3/3
「50年前のあの日、わたしは・・」で語りだす医師たちは、在宅医療の地平も切り拓いてきた。50年前の1月19日、東大安田講堂にバリケードを積み重ねた現場に居合わせた医師たちである。その彼らが安田講堂を ...
日米同盟の行く末
2019/2/19
自衛隊の現場が混乱し、しかめっ面が眼に見える。つい悲憤慷慨の独善老人になってしまうが許されたい。昨年末に防衛省は、取引のあるメーカーや商社を呼び、支払い延期の説明会を開いた。米国製の武器を言われるま ...