教師を辞めます

51歳の男の教師だ。東京都の公立小学校、3年生ぐらいの学級担任である。最後の授業では、冷静であろうと耐えているのだが、終わりの頃に何度もメガネをはずし、涙を拭った。雑誌「世界」6月号への投稿と、東京ビデオフェスティバルへの入賞作品で、胸のうちを素朴に語りかけている。どちらかというと、映像の方が得手なのだろう。

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