薮原検校
2017/7/24
目の見えぬ座頭300余人の群れが、断崖絶壁の難所から次々と冬の日本海に突き落とされていった。江戸期の安永元年(1772年)東北地方大飢饉の年だが、津軽の座頭たちが秋田藩への集団移住を企てた。津軽に居た ...
パリ無縁なれど・・
2017/7/24
胸の内にわからぬものが無数にはびこっているようで落ち着かない。内憂外患をひとりで背負い込んでいるようでもある。そんな錯覚を、60年余も生きてどうさばいていいかわからぬとは、嘆くばかりだ。思考のトリアー ...
東北の旅
2017/7/24
断ち切れそうになっていた友情がよみがえった。わだかまりや含羞を超えての復活だが、一歩間違えば孤独死、無縁死というのも決して他人事ではないという現実も垣間見させてくれた。連絡はせずに急襲し、出たとこ勝負 ...
非武装中立と脱原発
2017/7/24
「米国の核の傘に守られながら、しかも日米原子力共同体に身を置きながら、日本は脱原発を選択できると考えるのか」。ワシントンのエネルギー専門家の鋭い問いに、窮地に追い込まれる。一方で、福島第一原発の放射能 ...
「北朝鮮現代史」
2017/7/24
「裏切られた革命」とはトロッキーが、スターリンによってソ連が社会主義とは似ても似つかないものに変質していくのを糾弾したものだが、北朝鮮はこのスターリンによって作られた国家といえる。圧倒的な暴力装置を握 ...
ストーリーでつなぐ経営
2017/7/24
生まれて初めて美容院なるもので髪を切った。大学前の小さな店で、三男の親友が開店したのである。小6の時にフットサルで全国大会に出場した仲間だ。大学進学をせずにこの業界に飛び込み、東京での10年に及ぶ修行 ...
盛岡第一高等学校
2017/7/24
軍艦マーチを校歌にしている。もちろん旋律だけだが、歌詞は「世にうたわれし浩然の・・」と格調高い。とはいえ、同じく若者の高揚感を掻き立てるものだ。盛岡第一高等学校だが、岩手きっての伝統校で、石川啄木・宮 ...
胃カメラ
2017/7/24
人間とは、いや人間である自分とは何ものなのか。そんな哲学的な疑問を思い起こすことになった。初めて胃カメラを呑んだのである。バリウムを飲んでのレントゲン検査で、怪しきものが映ったので要精検となり、これま ...
教師に寄り添っていこう!
2017/7/24
改革といいつつ、似て非なる現実と成り果てる。これにピタリと当て嵌まるのが教育改革と称するものである。加えて、こんな友情が味付けとなって進行するとなれば、ますます暗然とするしかない。 橋下・大阪市長と ...
逃避行
2017/7/24
【子を連れて西へ西へと逃げてゆく愚かな母と言うならば言え】。仙台在住であった俵万智が、自分にとって一番大事なのは息子を守ることといい切り、石垣島で8歳の息子と生活をしている。全校児童13人、息子は逞し ...