「火山と日本人」
2017/8/3
日本は火山列島である。北海道から九州・沖縄まで日本列島の地形の多くは火山が作ってきた。その火山群は日本列島を巡っている4つのプレート、太平洋プレート、北米プレート、ユーラシアプレート、フィリピン海プレ ...
軍医から見た戦場
2017/7/25
友人の医師にこんなことをいっている。「体力も落ちてきているのだから、豪華客船の船医になったらどうだ。船旅を楽しみながら医療ができるというのは最高だと思う」。北杜夫の「どくとるマンボウ航海記」は漁業調査 ...
「9月、東京の路上で」
2017/7/25
本を買う動機が最近変わってきた。久しぶりに紀伊国屋富山店をぶらぶらして、新聞の書評を読んでメモしたものを探し当てた。書名は「9月、東京の路上で」、「1923年関東大震災 ジェノサイドの残響」という気合 ...
われわれはどこへ行くのか
2017/7/25
果たして今、われわれはどのあたりにいるのであろうか。われわれのひとりである自分はどのあたりか。世界の事象がことごとく逆回転して、お先真っ暗という中で、やはりこんな問い掛けにならざるを得ない。地球物理学 ...
心を洗う、山代巴
2017/7/25
「魂いななき 清浄の水こころに流れ こころ眼をあけ、童子となる」。秋が深まると、高村光太郎の「秋の祈り」が口を衝いて出てくる。「いのる言葉を知らず」。だが、祈るしかない。わが裏山に烏瓜の二つ三つを見つ ...
最高の昼ごはん
2017/7/25
老人の医療法人の仕事は週4回開いている診療所の鍵開けである。砺波市の無医地区の2つの診療所で午後1時30分診察開始となっているが、高齢者は結構早くやってくる。雨の時や、寒い時に玄関の外で待ってもらうわ ...
羽田界隈の記憶
2017/7/25
「(学生運動が)何だったのかと問われると返す言葉もない」。40年余の沈黙を破って初の講演で元全共闘議長の山本義隆はこう吐露した。また、安倍政権下の状況を踏まえて「今は戦争前夜みたいな状況。僕らが若いこ ...
面構(つらがまえ)
2017/7/25
ノーベル物理学賞を受賞した中村修二の顔を見ていたら、「面構」という言葉が浮かんできた。徳島という辺境に育って、負けてなるかという気概を偏屈という性格に包み込んで研究を続け、いま異郷のカリフォルニアで過 ...
「大学への数学」
2017/7/25
書店の棚に「大学への数学」を見つけるとつい手に取ってみる。懐かしさというより、ほろ苦さを覚えるのだが、パラパラとめくり、この壁は遂に超えられなかったと慨嘆する。何かきっかけがあれば、超えることができた ...
つぶし合いの代償
2017/7/25
歴史を語ることができない日本人。歴史に真摯に向き合えない日本人。こんな事態を招いてしまった世代責任を痛切に感じている。英紙ガーディアンは9月9日「ネオナチの写真が安倍晋三首相の頭痛の種」との見出しを付 ...