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「慟哭」

2018/7/14  

 麻原彰晃らオウム真理教の幹部だった7人の死刑が、7月6日執行された。執行はその日の朝、通告される。残された時間は数時間。刑務官に誘導されて処刑場に入る。最後に饅頭などが出されたりするが、ほとんど口を ...

とくし丸、再考。

2018/7/6  

 仮説を思いつかないと前に進まない。その仮説に容赦ない批判もあるが、膝を打つ秘策も寄せられる。そんな繰り返しで仮説が磨かれ、誰かがリスクを取ってみようか、となる。問題は考え続け、キャッチボールを続ける ...

「万引き家族」

2018/6/26  

 請け売りだが、世の中の仕組みがそう動いているのだとわかる。カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを獲得した「万引き家族」だ。公開から2週間で178万人の観客を集め、興行収入21億7千万円に達した。この ...

歴史的転換点

2018/6/20  

 恥ずかしい話だが、ぼろ布と化したカーテンをようやく廃棄した。新築以来だから35年を経ている。鰥夫暮らしでいると、一日延ばしでついズボラを決め込んでしまう。見苦しいね、という会話がないのだ。晴れわたっ ...

京都残影

2018/6/9  

 京都東山の浄土宗総本山・知恩院の阿弥陀堂にひとり座す機会を得た。阿弥陀像を眺めていると、祖母、父、母の面影が重なるように見えて、涙が零れそうになった。3人は浄土宗門徒として、五重相伝を新湊の末寺・曼 ...

「国体論」

2018/6/10  

 今上天皇の生前退位発言から説き起こしている。これは16年8月8日のことだが、政治学者・白井聡の論理は明快で、どうするのだと突きつけてくる。アベ政権が選んだ日本会議系の有識者はこの生前退位に反論した。 ...

教育の再生、林竹二

2018/5/23  

 「教育が成立するためには、教師が本当に子どもを受け入れると同時に、子どもたちが教師を受け入れなければならない。そのためには教師というものは根本から自分を作り変える必要がある。権力で動かすという意思を ...

高畑勲お別れの会

2018/5/18  

 高畑勲・お別れの会での宮崎駿の涙声に、こんなエピソードを思い出した。富山映画サークルの久保事務局長は職業柄、映画人が富山を訪れるとガイド役を仰せつかる。20年前の97年5月に、高畑監督を案内した。立 ...

「ある明治人の記録」

2021/10/12  

 「もう少し時がゆるやかであったなら」。小椋佳の作詞で堀内孝雄が歌う「愛しき日々」は友のカラオケ定番、いまも心地よく聞いている。小椋の哀切にして絶妙な詞は胸を打つ。戊辰戦争を経ての明治維新から150年 ...

東洋医学

2018/5/2  

 最近、大阪大学を見直している。空論を弄ぶことはない。そう思っていたところに、名古屋のフォレストベルクリニックの磯部哲也・産婦人科医を知ることになった(北陸中日新聞4月23日、「この人」)。高校時代に ...

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