詩人・石原吉郎
2017/7/28
1945年8月ソ連が対日参戦した結果、約60万の日本軍将兵及び一部民間人がソ連・モンゴルに連行され、数年間から長くは11年間も強制労働に就かされた。いわゆるシベリア抑留だが、近年では日本人固有の悲劇で ...
「朝鮮引揚げと日本人」
2017/7/28
昭和20年に全羅南道光州で生まれて、生後45日で引揚げて来た。親戚親族が集まるといつもその苦労話で何度も聞かされてきたが、世代交代が進むにつれて、最近はほとんど聞かなくなった。敗戦後、中国大陸や朝鮮な ...
「人生フルーツ」
2017/7/28
富山市の中心商店街・中央通り、といっても今は人通りもまばらだが、昨年末ミニシアターほとり座がオープンした。カフェで映画を見るという感じで、不揃いな椅子が雑然と並ぶ15席程度だ。ぜひ見てほしい映画だとい ...
縁より円なのだ
2017/7/28
おっちょこちょいな性格も時にありがたい。稲塚秀孝映画監督と飲む機会を得た。2月11日開催されたとやま映像祭に自らが手掛けた「NORIN TEN 稲塚権次郎物語―世界を飢えから救った日本人―」が上映され ...
なんとなくずるずると
2017/7/28
変な動きになってきた。共謀罪、南スーダンPKO、日米首脳会談、まるでとっかえひっかえするように遊ばれている。とにかく「やってる感が大事なんだ」と首相がのたまい、その通りにただただ動き回る。その度にテレ ...
批判から創造的自治へ
2017/7/28
富山駅前から降り立って正面に立地するCiCビル。CiCはシティ・イン・シティの略称で県都の顔ともいえる。1992年に戦後闇市の名残りを一新することで建設された。正面壁面に新宿二幸にあるオーロラビジョン ...
「沈黙―サイレンスー」
2017/8/3
この映画はわがキネマベストテンに入ることは間違いない。遠藤周作の「沈黙」を28年かけて温め続けたニューヨーク生まれのスコセッシが、監督、脚本、制作を担った。字幕付きの米映画だが161分、身じろぎもせず ...
「通販生活」
2017/7/28
部屋のほこりを気にしない。そう自らにいい聞かせる生活だが、この掃除機があればと思わせるものが目に入った。マキタのターボ。ターボ機能付きで、連続30分使用のマキタのコードレス機は小社でしか入手できません ...
免疫学的寛容
2017/7/28
「サヨナラだけが人生だ」。オバマが退任演説で涙をぬぐうのを見て、井伏鱒二の名訳の一節が浮かんだ。そんな寂寥感を抱えて、オバマもホワイトハウスではない居場所を探さなければならない。2期8年を超えて権力の ...
「この世界の片隅に」
2017/7/28
混沌、錯綜した情報が駆け巡る中で、新年という区切りで整理しようと思うが、衰退した脳は休止したままである。妙に記憶に残るのはトルコでソ連大使を銃殺したテロリストの叫び声「アレッポを忘れるな!シリアを忘れ ...