食は韓に在り

「はじめて来たのに懐かしい」。これは大韓旅行社の日本人向けコピーだが、確かにそう思われる。「続日本紀」によれば、8世紀大和・明日香村の住人の8割は半島からの渡来人であったという。それから1300年余を経て、幾世代にわたってその血が受け継がれている。懐かしさはわが胎内に深く根差したDNAが共鳴しているといってもいいのかもしれない。

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