氷河期世代のいま、将来
2019/8/9
35歳の若者は転職先を求めて、想定外の厳しさに焦りを募らせている。富山県内の大学を出て、地元製造業に職を得た。アメリカ担当として、1年に6回程度シカゴの出先に出向き、レンタカーで納入先を中心に訪問し ...
「新・韓国現代史」
2019/8/3
日韓の雲行きが俄然険しくなってきた。7月末に富山で予定していた韓日青少年平和交流が中止になり、準備していた高校生2人のホームステイがなくなった。光州市が自らの予算で実施しているもので、今年は派遣でき ...
「れいわの一揆」
2019/7/17
参院選の投票まであと4日。これだけは伝えておきたいという人は、自分だけではなかった。北陸中日新聞(7月17日朝刊)「本音のコラム」は文芸評論家の斎藤美奈子だが、「れいわの一揆」と題して小気味のいい啖 ...
「れいわ新選組」山本太郎
2019/7/6
「青春はイノチガケ」。02年に金沢・シネモンドで観た「夜を賭けて」の映画ポスターのコピーだが、いまの「れいわ新選組」山本太郎を彷彿とさせる。梁石日(ヤン・ソギル)の原作で、朝鮮戦争前後の大阪砲兵工廠 ...
「高村光太郎の戦後」
2019/7/1
自己流謫。さてどう読む、どういう意味だ。「じこりゅうてき」ではなく「じこるたく」と読み、「自らを罰して、自らを流刑に処する」という意味。無知を突き付けられる結果になったが、中村稔著「高村光太郎の戦後 ...
「<いのち>とがん」
2019/6/17
これからはふたりにひとりが、がんと向き合っていかなければならない。といいつつ、古稀を過ぎた者としては、がんとは闘わないことにしている。手術も、抗がん剤も、放射線も、そして遺伝子治療もしない。白旗が掲 ...
「候補者たちの闘争」
2019/12/8
衆参同日選が現実味を帯びてきている。権力を維持するためには、何でもやる政権だ。見え透いた芝居をまた演じるのは間違いない。候補者たちは落ち着かない日々を送っていることだろう。いずれにしても忘れることが ...
旅と女と寅次郎
2019/5/28
ご存じ寅さんシリーズの31作目。こんな脚本を書いてみたい、と痛切に思った。BSテレ東が毎週土曜日に寅さんをやっている。5月25日放映のマドンナは何と都はるみ。ワインを取り出し、トマトを薄めに切ってモ ...
「暴君」。疑問の組織論。
2019/5/18
裏組織に支配されている企業、といえば分かりやすい。裏組織にすれば、企業はその道具に過ぎない。最新刊「暴君」(小学館)は「新左翼・松崎明に支配されたJR秘史」を副題にして、77歳の元日経記者・牧久が現 ...
「孤高」鈴木敏文
2019/5/6
幼少時に胸躍らせて読んだ太閤記が、脳裏に刷り込まれているのかもしれない。セブンイレブンをこれほどまで成長させた鈴木敏文はどんな男か。その出世すごろくに興味は尽きない。コンビニを社会インフラにまで仕立 ...