「嗚呼 満蒙開拓団」
2017/8/2
忘れやすい日本人に、忘れさせてなるものか、と後から襟髪をつかんでいる人がいる。84歳になる羽田澄子映画監督だ。自らも大連生まれで、満州からの引き揚げ経験を持っているが、当時はソ満国境にいた開拓団の悲劇 ...
追悼・井上ひさし
2017/7/24
「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをゆかいに、ゆかいなことをまじめに書くこと」。そういい聞かせて、この人は書斎で呻吟していた。いや、この人は書くだけではなく、直木賞をはじめと ...
拉致家族会
2017/7/24
報道にもタブーはある。触れたら、今後の出入り禁止とか、また猛烈な反撃が予測されるとかで、ぎこちない報道になっている。北朝鮮による拉致被害者家族会関連のものがそうで、不自然なものを感じていた。遂にという ...
ものがたり診療所
2017/7/24
3月19日、大安吉日を選んで開院した。その名も「ものがたり診療所」。読者には初見参だが、医療法人のパートナー・佐藤伸彦医師の深い思い入れによる。一度診てもらいたいと思わせるいい名前ですね、と好評である ...
実朝忌
2017/7/24
「大海の磯もとゞろによする浪われてくだけて裂けて散るかも」。源実朝の歌である。鶴岡八幡宮に参詣した際、甥の公暁に暗殺されて、28歳の生涯を閉じた悲運の実朝が多分22歳の頃に詠んだものであろう。「割れて ...
地域金融
2017/7/24
法人の開業を間近かにひかえ、待ったなしの決断が迫られることがある。運転資金をどう工面するかなどは、その際たるものといっていい。カネがない中でどうするかということになれば、県の制度融資「創業・ベンチャー ...
日韓併合100年
2017/7/24
日韓併合から100年。この1年こそ、満を持すつもりで日韓関係史を学んでみようと思っていた。これまでに、これはというものは購入している。また、手にしたこともない雑誌「思想」が、韓国併合100年を問う、と ...
「逝かない身体」
2017/7/24
この書名からどんな連想が浮かぶだろうか。逝きたいのに逝かない、逝かせたいのに逝かない・・・・。難解だが、編集者の苦心がうかがえる。ひょっとして会心のネーミングと思っているかもしれない。前々回の「月刊み ...
春近し
2017/7/24
高校の同窓会広報誌の手伝いをしている。ひょんなことから、大阪への出張取材となった。医療法人の3月開業に向けてとても忙しく、代役を何人かに打診したが、みんなしり込みされてしまい、自分でやるしかなくなった ...
みすず書房
2017/7/24
この時期、心待ちにしているPR誌がある。2月1日みすず書房発行の月刊「みすず」1・2月合併号で、毎年、読書アンケート特集と銘打って、約150人の作家、学者などが昨年中に読んだ本を、5点以内にしぼって書 ...