万年筆
2017/7/27
文房具のセトで、ペンクリニックをやるというので、古い万年筆を持ち込んだ。胴軸に亀裂が入って、キャップが空回りをするので、この万年筆ももう寿命かと思っていた矢先であった。電話をすると予約制だという。万年 ...
下り坂も、とりあえず。
2017/7/27
一通の手紙に胸塞がる思いがした。人生の晩年に差し掛かってなお、神はこのような試練を課すのである。35年前、故郷を捨てざるを得ない状況に追い込まれ、千葉に移り住んで婦唱夫随で宅老所を立ち上げた。新湊小6 ...
平田オリザ「国のかたち」
2017/7/27
書名は「下り坂をそろそろと下る」(講談社現代新書)。平田オリザを超リアリストと内田樹は評するが、現実に分け入り、脚本を練り上げ、自ら演出するように地域の難題を解決しつつ、こんな下りの人生も、政治の処方 ...
「憲法と敗戦」
2017/7/27
自民党の改憲案を英訳して米国の国務省が読んだら、これは何だ、となるのは確かだろう。G7の議長国だといってリーダー顔しているが、民主主義を全くわかっていないのではないか。開発途上国レベルの独裁と変わらな ...
差別を許さない街
2017/7/27
もうドイツには住めなくなるかもしれない。そんな妹からの電話に、難民問題で揺れ動くEUでは、反イスラムを掲げた差別、排斥運動が想像以上に社会をむしばんでいることを思い知らされた。在日で横浜・桜本地区に住 ...
16年3月雑感
2017/7/27
わが想定外は4月12日に起こった。通いのプールの休館は火曜日で、ひそかにスーパーチューズディと称して、ほぼ呑み会に充てている。その日も呑み会に備えて、小1時間コースの裏山に登っていた。こんなところでも ...
オールドブラックジョー
2017/7/27
「わが友、みな世を去りて、はるかに我を呼ぶ オールドブラックジョー」。フォスターの名曲がしみじみと心に響いてくる。新年は訃報で始まった。 山ちゃん、今の気持ちはどうですか。毎朝コーヒーとたばこを欠か ...
心意気の連鎖を!
2017/7/27
ボストンにあるラーメン店「Yume Wo Katare」が朝日新聞グローブ12月20日号で紹介している。店主は西岡津世志、79年生まれの37歳。妻子4人でのアメリカ暮らしというが、思い切りの良さが伝わ ...
「手話を生きる」
2017/7/27
手話は少数者の言語である。聴覚を失った人達は長い時間をかけて、手話という言語を育て、培ってきた。聞こえない子を「ろう児」と呼んでいるが、ろう児は手話を通じて、学び、遊び、喜ぶ。その手話が母語となって、 ...
「数寄語り」
2017/7/27
夢は最期の茶会を開くことである。三畳ほどの静かな茶室に、風の音を聞きながら茶釜から湯がたぎる。最期のお願いだと借りてきた名物道具で、思い思いの呑み方で楽しむ。流儀の稽古茶道とは別世界で、世事を超越した ...