未分類

「人生の踏絵」

2017/7/28  

踏絵して生きのこりたる女かな(虚子)。踏絵と聞くと、生命を賭して試されるという殺伐な情景だが、俳句では春の季語である。寛永5年から安政4年まで長崎奉行所で行われたというが、花鳥風詠とは程遠いのに、抗う ...

舞台をまわす舞台がまわる

2017/7/28  

共謀罪は異例の中で成立した。歯がゆい思いに何ともいたたまれないが、官邸密室での連日の論議はどうであったかを想像すると少しは落ち着いた。「ここで怯んだら、すべてが水の泡だ」「怯む素振りもみせてはならない ...

「本屋、はじめました」

2017/7/28  

伝説の書店といわれるのがリブロ。「文化を標榜している西武流通グループがなぜ自分の力で書店をつくろうとしないのか」という挑発の手紙に唆(そそのか)されて堤清二は75年、西武ブックセンターを立ち上げた。西 ...

野党共闘の救世主

2017/7/28  

民進党大会(3月12日)での井手英策・慶応大学教授のスピーチは心揺さぶるものだった。「勝てる勝負、強い者の応援ならば、誰にだってできます。しかし、そんなものは僕にとっては全く何の価値もないことです。一 ...

「作家的覚書」

2017/7/28  

「思えば、遠くまで来たものである。誰もがみな、政治や社会の暮らしのなかに微かな変化の兆しを感じ取る能力をもっているが、それが何であるのかようやく言葉にできた時には、経験したことのない大きな変化の波がす ...

「シリア情勢」

2017/7/28  

覚束ない認識であるが、シリアの惨状には胸塞がる思いがする。シリア政策研究センターの公表では、この6年間で47万人が死亡、190万人が負傷し、総人口2300万人の46%に相当する1000万人強が住居を追 ...

2020年の2大イベント

2017/7/28  

電通といえば、ブラック企業大賞ですねと呼ばれるほどに成り下がってしまった。しかし広告業界のガリバー体制は変わらない。その電通とは、昭和48年から同53年までの5年間、地方紙の東京支社勤務時代に日々電通 ...

「高野與作さんの思い出」

2017/8/3  

私が持っていても何の役にも立たないので、ぜひもらってください。というわけで、富山映画サークル協議会の久保勲・事務局長から数年前に手渡され、書架に鎮座していた。「高野與作さんの思い出」。箱入りの立派な装 ...

「虚人の星」

2017/7/28  

自分が自分でなくなる。例えばスピーチを頼まれた時に、こんなに雄弁な自分であったかなと思ったり、気の弱さから迎合するように、思いとは全く違うことを話してしまう時がある。これは一種の解離性障害であろう。標 ...

ドミノのひと倒し

2017/7/28  

戦いすんで日が暮れて・・・。富山市議選、砺波市議選が終わって、投票結果を見ながら「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」ということだな、と腑に落ちた。投票行動は情で動き、利に働き、ほんの少し ...

© 2024 ゆずりは通信