3000円を回せ
2021/4/5
きっかけは77歳の女性からだった。スマホを買ったが操作がよくわからない。教室も開かれているがついていけない。家庭教師してくれる人がいないかしら、というもの。紹介したのは43歳の心の病気を持っている男 ...
「無頼」
2021/3/23
ヤクザ映画と聞くと、うずうずしてくる。高倉健の着流し姿、仁義なき戦いの迫力など脳裏に刷り込まれているのだろう。フレーズとしては「とめてくれるな おっかさん 背中のいちょうが泣いている」。作家の橋本治 ...
ヤキバノカエリ。熊谷守一
2021/3/13
1枚の絵が脳裏にくっきりと残った。石川県立美術館で開かれた熊谷守一展「わたしはわたし」。3月7日、風の寒さが残る中、マフラーをカバンに忍ばせて出かけた。小品180点だが、これほどの規模とは思わなかっ ...
宇崎竜童の決意。47億円募金へ
2021/3/3
1945年生まれ、75歳。われらが同世代は何を考え、どう行動しているのか。やはり気になる。宇崎竜童もそのひとり。右脳派、左脳派という古い分類からすれば、確実な右脳派。その豊かな感性は73年にダウン・ ...
「ぼくは挑戦人」
2021/2/21
85年生まれの35歳。京都府宇治市ウトロ地区で育った在日3世。小学生の時、自殺したいと思うほどのいじめを受けるも、あのヨーヨーを得意とすることでくぐり抜けた。平仮名で「ちゃんへん」と名乗るジャグリン ...
NHK解体論
2021/2/10
85歳の姉が初期の認知症となり、通帳を管理している。20年10月26日「NHK24,185円」と自動引き落とし。これを見て、猛烈に腹立たしくなった。これは姉の衣料品店のテレビ。デイサービスのない週2 ...
日本社会事業大学
2021/1/31
寒中見舞いも味わい深い。忘れた頃に届くのもいい。昨年秋に夫を亡くした新湊小学校同級の女性Tは、亡妻ともPTAなどで親しくなり、付き合いは切れずに続いている。年賀欠礼も構わずに、賀状を書いた。やもめの ...
「熱狂するな」半藤一利の遺言。
2021/1/21
1月7日午後から降り続く雪は1週間となった。明日の予定がない身なので、家に閉じ込められても、さして不都合はない。コロナでお買い得と乗せられて、ワイン12本を手に入れたのも今となればうれしい誤算。つま ...
「鬼滅の刃」元旦考
2021/1/6
元日の朝日新聞は出版広告のオンパレード。編集記事よりも、この広告に注目し、未曽有の出版不況に各社がどう向き合っているのか。自分であれば、どうするだろうか、などと想像してみた。 全ページの広告掲載は ...
75歳の師走雑感
2020/12/29
商家の師走というのは、晦日に向けて掛け取りに走り回る。そのカネを銀行に持って行って手形を落として、ようやく正月を迎える。昭和30年代のわが家がそうであった。小学生であったが、祖母と一緒に掛け取りであ ...