ゴムじゃないクリスマスイヴ。何だこれは

12月24日。そういえばクリスマスイヴだなと思いつつ、朝刊をひらく。所在なげな視線が「うーん、これは何だ」と。

全国ラグビー大学選手権。同志社、明治大学を粉砕、と活字が踊るスポーツ面。その真下の新聞広告。いわゆる1段通し。白抜きの大きな活字。

「ゴムじゃないクリスマスイヴ」。何がいいたいのだ、と眼を凝らすと、ありましたありました。なるほどなるほど。「今夜のデートに、ゴムじゃないコンドーム」。やってくれるじゃないですか相模ゴム工業さん。これは、オカモトとか山之内でないのがいい。それともしばらくこんな物とは縁遠くしているうちに、シェアが大逆転して「おじさんオカモトなんて昭和の時代の古い会社よ」なんてことになっているのだろうか。ちょっと不安になってきた。そうであったら、ゴメンナサイ。

これは精読せねばなるまい。? 薄さ、約半分。?強さ、約3倍。?熱伝導性、約7倍。?無臭。?限りなく自然な使用感。?ポリウレタン製。?6個入り1000円、12個入り2000円。そして最後のとどめが「聖夜のサンタさんには帽子が必要です」。いいですね、この駄洒落センスとシャイさ加減。ところでこの熱伝導性って必要なんですかね。確かに熱っぽくなるんですが、それを伝導するー?。馬鹿だね、おじさん。肌触りですよ、勉強不足ですね。申し訳ないゴム世代なもんで。

そんなことで私のイヴは、とんでもない低次元ではじまりました。

ところで余談ながら、バイアグラが販売不振で製薬会社が悩んでいるそうです。そういえば佐野史郎&石川真希夫妻の新聞広告。「出会った頃の輝きを、いつまでも持ち続けてほしいから」「勇気が二人を結ぶ」。確かにこれも遠回しですね。この症状で悩む人は一説によると980万人とも。

不況の一因に、自分のほしいものがわからない。企業はそれを伝える術があまりに拙い。

こんなこともいえるんではないでしょうか。

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