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引退宣言

2017/7/24  

「青春のすべてをたぎらせ、明日を夢見る新劇青年だった・・」で始まる、潔い引退宣言が届いたのは、2月の初めであった。仕事上の付き合いをしている時は、こちらも余裕がなく、これほどの修羅場を生き抜いてきた人 ...

哀しき殺人

2017/8/3  

人間の身体や生命は、いまを生きているだけなはずだ。知性だけが、自分の未来に視線を送る。そのことによって、自ら“飲み込まれていく”というワナにはまっていく。それは一体なぜなのか。自分を除外してしまえば私 ...

イスラエル・ロビー

2017/7/24  

1冊の本が、アメリカ大統領選挙に大きな影響を与えている。「イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策」(講談社 1800円)。世界で最も自由である国・アメリカで出版が拒否され、イギリスで陽の目をみた。アメ ...

泳ぐ「母べえ」

2017/7/24  

「母べえ」吉永小百合は、ワンピース姿のまま海に飛び込み、クロールで泳いだ。ドイツ文学者である夫の教え子・山崎が溺れるのを救う場面である。原作にあるわけがなく、脚本で山田洋次監督が遊んだのであろう。「吉 ...

あたわり

2017/7/24  

「自分にあたわったちょうどいい人生」。紐でていねいに綴じられた冊子が、訃報と共に届いた。三橋久美子さん、1年先輩である。旧姓が八十歩(やそぶ)で、大学の広告研究会で出合った。高岡市高の宮にある“やそぶ ...

久しぶり2題

2017/7/24  

ひょんなことから、高校同期の仲間で呑むことになった。きっかけは高岡を拠点に現在も働いている同士で飲ろうということだった。ところが4人の内、3人が富山居住ということで富山開催となり、腰の軽い3人が新たに ...

空虚な性

2017/8/3  

理由はあとで述べるが、ふと想い起こしたのが、三浦哲郎の「忍ぶ川」。「雪国ではね、寝るとき、なんにも着ないんだよ。生まれたときのまんまで寝るんだ。その方が、寝巻なんか着るよりずっとあたたかいんだよ」。志 ...

生きのびよ!若者達

2017/8/3  

「亡父(ちち)に似て酒が好きです」賀状来る(拙句)。亡くなった友人・林宏君の息子からの賀状を題材に詠んでみた。父に似て酒は強く、毎日おいしく飲んでいます。機会があれば飲みましょう、とある。ことし最もう ...

医療こそ地方分権で

2017/8/3  

年俸5,520万円を用意する。プロ野球の話ではない。産婦人科医を何が何でも確保したい尾鷲市長が、提示した金額である。背景はこうである。三重県は人口の偏りがひどい。四日市や津がある北部は人口177万人、 ...

ダイバーシティ

2017/8/3  

新年早々、キレ老人を演じてしまった。佐川急便で送られてきた配達物である。送り主は取引先というほどでもないのだが、律儀な社長だ。年賀と称して送られてくる。ところが当方は例のごとく、孫の入院などでバタバタ ...

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