ゴジラ、アカデミー賞
2024/3/21
縁遠いと思っていた映像で、何か表現できるのではないか。「ゴジラ-1.0」を見終わって、そう思った。アカデミー賞の視覚効果賞を受賞した反響は大きい。日本映画として初めて。「どう作られたのか」も評価対象 ...
「死なないノウハウ」
2024/3/11
奈落の底に突き落とされたピンチでも、何とか生き残ろう。そのための情報を突撃取材で掻き集めたのが「死なないノウハウ」(光文社新書)。著者・雨宮処凛の思いが詰まっている。光文社の編集担当者とのやりとりが ...
尹大統領「日韓はパートナー」
2024/3/3
韓国大統領の権限は想像以上に強大だ。行政のトップであり、予算提出権から法案の拒否権まで、文字通り国家元首である。その尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が日本に対し、徴用工、汚染処理水問題で大幅な譲歩策 ...
TSMC
2024/2/22
ご存じ今、熊本で旋風を巻き起こしている台湾の半導体製造企業TSMCを探ってみた。台湾総統選は終わったが、民進党も、国民党も、新しい第三党の民衆党も挙って「TSMCは国の宝」だという。その「国の宝」の ...
KDDIがローソンに
2024/2/11
コンビニとは縁の薄い老人も驚いた。ローソンの経営にKDDIが三菱商事と並んで加わるという。三菱商事がKDDIに持っている株を譲り、各50%となる。三菱商事だけではこの先は限界がある、とはっきり言明し ...
「最期は桐島聡で死にたい」
2024/1/31
「桐島聡を生きること」と「内田洋を生きること」は、どう違ったのだろうか。そんな疑問がすぐに浮かんだ。桐島聡を生きていれば、懲役囚として長い刑務所暮らしを強いられ、罪と向き合わなければならない。しかし ...
手紙葬を普及する会
2024/1/21
新年早々唐突な見出しで恐縮だが、「手紙葬を普及する会」を紹介したい。実は1年前に思いつき、パンフも作成していたが、気恥ずかしさもあってお蔵入りしていた。年末の忘年会の席で後輩にこの話を切り出すと、「 ...
「なぜ日本は原発を止められないのか?」
2024/1/10
この原稿を書いている最中に、グラグラと机が揺れ出した。意外と揺れが続く。ひょっとして、このまま地の底に引き込まれるのではないか。そんな恐怖が頭をかすめ、かがみ込んで机の椅子にしがみついた。1月1日午 ...
「坂本図書」
2023/12/21
師走の慌ただしさに紛れるように、亡き坂本龍一を取り上げてみた。1952年生まれの7歳下だが、東京芸術大学音楽学部作曲科で学び、「教授」「世界のサカモト」と呼ばれる。音楽は読むことはできず、最も縁遠い ...
持続する志「世界」
2023/12/11
50年以上購読している月刊誌「世界」が大幅にリニューアルした。驚いたのはこれを手掛けた編集長が入社14年の堀由貴子で、38歳だという。初代編集長が吉野源三郎だと思えばなおさらである。岩波書店の就職試 ...