「こんな政権なら乗れる」
2021/9/29
保坂展人・世田谷区長を首班候補にして、野党は政権交代に挑め。結論からいうと、気鋭の中島岳志・東工大教授はこう主張している。菅が政権を投げ出さなければ、野党にも勝機が見えた。しかし、自民の総裁選はガラ ...
わが家のオーラルヒストリーⅡ
2021/9/18
姉からの聞き取り第2弾。敗戦から15日が過ぎ、ようやく8月30日私が生まれた。近隣の人たちが先を争うように引き揚げていく。焦る気持ちを押し殺すように引き揚げの準備している時に、父が務める米穀会社の崔 ...
「沙林 偽りの王国」
2021/9/7
ワクチン接種はパソコンで可能と出た、近くの安元整形外科(富山市)で行った。記憶にあるのは、94年6月27日松本サリン事件で亡くなった安元三井さんの実家ということ。当時、彼女は信州大学医学部6年で29 ...
母子・父子自立支援員
2021/8/31
どうして、そこまでこだわって情熱を傾け続けるのか。不思議な女性である。13年間、富山県内の行政で母子・父子自立支援員を非正規で続けてきた。ひとり親家庭のサポートだが、仕事の内容は生活支援から家庭内暴 ...
わが家のオーラルヒストリー
2021/8/21
86歳の姉から聞き取るオーラル・ヒストリー(口述記録)で、副題は「戦前の光州の記憶」。彼女は1935年(昭和10年)全羅南道・光州生まれ。2年前に友人と鎌倉・小町通りを歩いていて、人とぶつかり大腿骨 ...
アラスカ
2021/8/11
家族5人そろっての、最後の海外旅行となったのがアラスカである。1989年8月のこと。長男16歳、次男14歳、三男6歳で、妻の友人がアンカレッジに住んでいた。行こうと思った時に、行っておこうとなった。 ...
豊岡市の試みに激震
2021/8/6
豊岡市といっても、どこにあるのだという人が多いだろう。兵庫県の日本海側で、城崎温泉があり、コウノトリ但馬空港もそうだ。人口減少と経済衰退という典型的な地方都市だが、4期16年務めた中貝宗治市長が平田 ...
近衛秀麿
2021/7/22
1943年9月17日、ポーランドで開催されたコンサート「日本の夕べ」から話を進めたい。暴虐の限りを尽くすナチス占領下のポーランド、最後の抵抗として立ち上がらざるを得なかったワルシャワ蜂起。孤立無援で ...
インドに注目!
2021/7/12
ひとりでこつこつ不動産業を営む旧知の友人とお茶を飲んだ。がらんとした富山空港2階の喫茶店。客はわれわれ二人だけ、広い土産物売り場も受け持つ店員がコーヒーを出してくれる。テナントはすべて休業していて、 ...
立花隆「精神と物質」
2021/6/30
生命とは何か、人間とは何か、そして自己とは。そんな難問に明確な示唆を与えてくれたのが、立花隆と利根川進の共著「精神と物質」だった。物質から生まれた生命は物質で解き明かされ、神秘な生命現象といわれる精 ...