久しぶり2題
2017/7/24
ひょんなことから、高校同期の仲間で呑むことになった。きっかけは高岡を拠点に現在も働いている同士で飲ろうということだった。ところが4人の内、3人が富山居住ということで富山開催となり、腰の軽い3人が新たに ...
空虚な性
2017/8/3
理由はあとで述べるが、ふと想い起こしたのが、三浦哲郎の「忍ぶ川」。「雪国ではね、寝るとき、なんにも着ないんだよ。生まれたときのまんまで寝るんだ。その方が、寝巻なんか着るよりずっとあたたかいんだよ」。志 ...
生きのびよ!若者達
2017/8/3
「亡父(ちち)に似て酒が好きです」賀状来る(拙句)。亡くなった友人・林宏君の息子からの賀状を題材に詠んでみた。父に似て酒は強く、毎日おいしく飲んでいます。機会があれば飲みましょう、とある。ことし最もう ...
医療こそ地方分権で
2017/8/3
年俸5,520万円を用意する。プロ野球の話ではない。産婦人科医を何が何でも確保したい尾鷲市長が、提示した金額である。背景はこうである。三重県は人口の偏りがひどい。四日市や津がある北部は人口177万人、 ...
ダイバーシティ
2017/8/3
新年早々、キレ老人を演じてしまった。佐川急便で送られてきた配達物である。送り主は取引先というほどでもないのだが、律儀な社長だ。年賀と称して送られてくる。ところが当方は例のごとく、孫の入院などでバタバタ ...
青空
2017/8/3
「人生は長いんだ。俺は挑戦する」。その男は、久しぶりに集まった高校サッカー仲間の呑み会でいい放った。見渡すと、サッカー現役は彼ひとりである。全国高校サッカー選手権大会に出場してから6年。彼は東京6大学 ...
歳末異変
2017/7/23
喉が変だな、と思ったのが25日。大晦日だというのに治りきっていない。熱はないのだが、鼻水、咳、痰に悩まされ続けている。予防接種は済ませているので、インフルエンザの心配はない。しかし、もう6日目なのに、 ...
うぬぼれ鏡
2017/7/23
死後に出版されることを予測して、筐底(きょうてい)に秘かに原稿を隠しておく。作家なるものはそんな習性があるらしい。最近では、詩人・茨木のり子の「歳月」、城山三郎の「そうか、もう君はいないのか」がそうだ ...
独立記念館
2017/7/23
「日本の高校生の皆さん、よくいらっしゃいました。ここにある展示物は日本人にとって、とても苦痛に感じるものばかりです。でも、ここを直視することから、本当の友好が始まるのだと信じています」。70歳前後の日 ...
限界集落
2017/7/23
海で育ったと自認している男には、農耕は縁遠い。まして中山間地の集落となると想像するしかない。しかし海の男達も、その体力の衰えを生かしつつ生活するとなれば、山の男に成り代わるのも悪くはない。さる先輩から ...