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近衛秀麿

2021/7/22  

 1943年9月17日、ポーランドで開催されたコンサート「日本の夕べ」から話を進めたい。暴虐の限りを尽くすナチス占領下のポーランド、最後の抵抗として立ち上がらざるを得なかったワルシャワ蜂起。孤立無援で ...

インドに注目!

2021/7/12  

 ひとりでこつこつ不動産業を営む旧知の友人とお茶を飲んだ。がらんとした富山空港2階の喫茶店。客はわれわれ二人だけ、広い土産物売り場も受け持つ店員がコーヒーを出してくれる。テナントはすべて休業していて、 ...

立花隆「精神と物質」

2021/6/30  

 生命とは何か、人間とは何か、そして自己とは。そんな難問に明確な示唆を与えてくれたのが、立花隆と利根川進の共著「精神と物質」だった。物質から生まれた生命は物質で解き明かされ、神秘な生命現象といわれる精 ...

女たちよ、草津女性町議排除に立ち向かえ!

2021/6/23  

 女性の政治参加を気軽に口にしていたが、立ちはだかる壁の厚さは想像以上だった。反省しきりで、逃げ切れるほど甘いものではない。そんな罪深さを象徴する事件が起きている。 「草津よいとこ、一度はおいで」。あ ...

「いのちの停車場」

2021/6/12  

 在宅医を演ずるのが吉永小百合で、舞台は金沢。これは見逃すわけにはいかない。「いのちの停車場」。6月8日13時開映なので、富山ファボーレのスタバで軽い昼食としゃれ込んでみたら、偶然昔の同僚である看護師 ...

オリンピック再考

2021/7/9  

 1964年は東京での学生生活が始まった年である。その年の10月10日が東京オリンピックの開会式。19歳はへそ曲がりな行動に打って出た。オリンピックは国民の目を欺くもので踊らされてならない、ましてお前 ...

「進歩は芋を洗うがごとし」

2021/5/16  

 予備校講師の面白さを語る男と出会った。GWの休講を利用して、コロナ禍も構わず、はるばる佐賀から関東経由で富山にやってきた。好奇心の赴くまま、じっとしておれない性分なのだろう。前日は金沢泊まりで、富山 ...

「性風俗サバイバル」

2021/5/4  

 コロナが女性を追い詰めている。とりわけ性風俗で働く人は瞬く間に収入と居場所を失った。しかし、その彼女たちを必死に支援する活動が行われていた。「性風俗サバイバル」(ちくま新書)。新書売り場で手にしたが ...

石田昌夫兄逝く

2021/4/24  

 最も多く酒席を共にした先輩である。年齢は3歳上、入社は1年先輩という間柄だが、まるで対等な友人のようにふるまっていた。享年78歳。夭折に憧れていたこともあったが、平均寿命の誤差の範囲。ウィスキー、ジ ...

「韓国人元BC級戦犯の訴え」

2021/4/17  

 迂闊、不勉強といって片づけられない。新聞の訃報で初めて李鶴来(イ・ハンネ)を知った。3月28日、都内の自宅で転倒し、外傷性くも膜下出血のため入院先の病院で亡くなったという。96歳だった。唯一の自著が ...

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