富山市科学博物館
2022/7/31
この夏、「学研の科学」が復刊する。最盛期には「学研の学習」と合わせて670万部という驚異的な部数を誇っていたが、少子化もあり2010年に休刊となっていた。我らが記憶には、誠文堂新光社の「子供の科学」 ...
「朝鮮大学校物語」
2022/7/22
前回の「スープとイデオロギー」に続く。映画を観終わって、パンフを求めると「こんな本もあります」と渡されたのが「朝鮮大学校物語」(角川文庫)。監督ヤン・ヨンヒが自らの在学体験を小説化している。彼女が在 ...
「スープとイデオロギー」
2022/7/13
参院選と安倍元首相銃殺事件だが、拙速に言及することもない。パソコンから逃げ出して、富山街中にあるほとり座に避難した。手帳に書き込んでいた「スープとイデオロギー」。猪飼野育ちで在日2世ヤン・ヨンヒのド ...
ウクライナ侵攻とNATO
2022/7/2
日本の首相が、韓豪NZと一緒にNATO(北大西洋条約機構)首脳会議に招かれた。これがどんな意味を持つのか。つまりロシアなどの専制国家群を囲い込む防衛ラインとすれば、世界の警察はNATOに成り代わった ...
空き店舗の予期せぬ展開
2022/6/22
87歳と76歳の姉弟が相続した店舗をどう始末していくのか。重しのようにのしかかっていた。戦後引揚者住宅からやっとの思いで手にした最初の住宅で、その後衣料品店として改築新築を重ねてきた歴史がある。子供 ...
新しい資本主義考
2022/6/11
リタイアした夫婦だが、持て余す時間を野菜づくりに精魂傾けている。勝負の舞台は、農協直営の直売所というマーケット。野菜の見栄え、値付けの絶妙さで、売れ残りゼロを目指す。夕暮れ時に知らされる売り上げに一 ...
若年性アルツハイマー
2022/5/31
つとめて人に会うようにしているが、ほとんどの人が何となく落ち込んでいる。老人も然り。ままならいことが多過ぎる。こんな「まさか」も加わってきた。 6月28日午後、行きつけのブックスなかだ本店で、後輩 ...
手塚治虫「ながい窖(あな)」
2022/5/21
学生時代のアルバイトで胸の張れるものは、当時池袋にあった虫プロでのセル画の発送。50年前のこと、東上線北池袋の奥まった6畳一間で家賃6300円の下宿だった。隣の邸宅の庭が眺められて結構気にいっていた ...
ゆびもじあぷり
2022/5/11
小学4年生がプログラミング全国大会で優勝の報に驚いた(朝日新聞5月6日朝刊)。しかも見出しが「蛍舞う大分市の山あいの集落に暮らし、全校児童40人余の小さな小学校に通う。そんな野原を飛び跳ねている女の ...
「自分史の書き方」
2022/5/2
見当識というキーワードが提示され、納得がいった。NHKスペシャル(22年4月30日)は立花隆「最後の旅」と銘打っていた。偶然というべきか彼の著書「自分史の書き方」(講談社学術文庫)を読んでいる最中で ...