なかにし礼「生きるということ」
2020/4/3
アルマーニを着こなす。こんなことで遠ざけていたが、38年の満州生まれはやはり気になる。あいさつ代わりに手にしたのが「生きるということ」(毎日新聞出版)。なかにし礼が再発がんを辛うじてかわしながらの手 ...
地方商店街でトリアージを
2020/3/20
富山の中心商店街といえば総曲輪。アーケード街に店がひしめいていた。ピーク時の地価は坪300万円。高級洋装店ジャンは100坪の土地を、つまり総額3億円でポンと購入して語り草となった。今はどうか。再開発 ...
反緊縮への理解深まる
2020/3/9
2月28日午後、歩いて10分の富山大学に急いだ。同大・新里教授からの誘いに二つ返事で応じてみたが、はてさて理解できるのだろうかの不安が先立つ。第23回政治経済学セミナーは約5時間で5テーマが報告され ...
不二越株主総会
2020/2/25
2月19日午前9時過ぎ、株主総会の会場である富山市中心部のANAホテルに着いた。会場周辺はボリュームいっぱいにヘイトスピーチを繰り出す右翼街宣車がざっと5台。警察と私服刑事がそれを取り巻いている異様 ...
「事前復興計画」
2020/2/17
東日本大震災の復興地域に、肝心な「住民」の姿が見えない。立派な道路があり、住宅はもちろん学校、病院などの建物がそろい、防潮堤もあり高台移転によって今後の津波襲来にも安全という。違う、こんな光景を見た ...
「韓国 行き過ぎた資本主義」
2020/2/6
理想の社会がすぐに実現するわけではない。100万人を超えるソウル市庁舎前を埋め尽くしたろうそくデモで生まれた文在寅政権は、果敢な改革策を断行しているが思うように動いていない。そのデモ参加者たちも文政 ...
「宇沢弘文からのメッセージ」
2020/1/23
これほど豊かに人生を送れるものか。経済学者・宇沢弘文が生きた86年の歳月は、どこを切り取っても人間・宇沢が息づいている。かく生きたいものである。彼が初めて手掛けた岩波新書「自動車の社会的費用」は車の ...
「女性のいない民主主義」
2020/1/12
初夢である。日本の有権者はようやく自民党政権に見切りをつけた。そして選んだのは初の女性首相。ホワイトハウスで日米首脳会談に臨んで、こう切り込んだ。「もう日本は豊かな先進国ではない。いいなりの武器購入 ...
ローカル局の踏ん張り
2020/1/2
ローカルを基盤とした企業は胸突き八丁に差し掛かっている。ローカルテレビ局も例外ではない。17年7月に富山・ほとり座でみたドキュメンタリー「人生フルーツ」が東海テレビ制作と知って、こんな活路もあったの ...
「三方よし」は遠い昔か
2019/12/21
「久しぶりですね」という言葉に、来なければよかったという思いがした。なじみの床屋でのこと。年金生活となった友人たちはなべて格安店を利用している。3900円が1500円となるのだから、床屋は太刀打ちで ...