詩人まど・みちお
2017/7/20
師走の話題はこんな人に限る。詩は「つくる」っちゅうより「生まれる」という感じがしますという。ちょっと口ずさんでみよう。ぞうさん/ぞうさん/おはながながいのね/そうよ/かあさんもながいのよ。確かに、この ...
ドキュメンタリー映画際
2017/7/20
ニュース映画を見なくなって久しい。テレビが普及していない時は、映画の始まる前に必ず上映されていた。1900年、東京神田の錦輝館という劇場で上映された「北清事変活動大写真」がスタートだという。大島渚が6 ...
年の暮れ、石垣りん
2017/7/20
詩人・石垣りんは昨年12月26日亡くなった。享年84歳。年の暮れに、この詩人のありがたさを思う。打ちひしがれそうな心に、そっと潤いの水を与え、背筋を伸ばさせてくれる。「家」という詩がある。「半身不随の ...
渋谷東急プラザ
2017/7/20
「松さんは先週亡くなりました」。「ええ!」と絶句するしかなかった。 これが虫の知らせというものかもしれない。11月27日、息子の友人と、渋谷の忠犬ハチ公前で待ち合わせをした。東京の時間距離の勘が取り ...
鯨飲馬食
2017/7/20
食欲というのも年とともに衰えていく。生活習慣病とかと、いわれにない数値にも惑わされ、更に減速する。いま一度腹いっぱい食ってみたいと思っていたところに「開高健が喰った!」(実業の日本社)が飛び込んできた ...
花見酒の経済
2017/7/20
熊さんが花見のシーズンにひと儲けを企んだ。「おい辰よ。この陽気じゃ上野の山も大変な人出だ。そんな奴らを相手に、ひと儲けしないか」「よし、乗ろうじゃないか」。とういわけで仕入れた3升入りの酒樽を担いで売 ...
ヒトラー、最期の12日間
2017/7/20
ヒトラーほどその人間研究において興味をそそられる人間はいない。彼の女性秘書ユンゲは02年まで生きていた。秘書採用試験でパンチミスをしてしまうが、ヒトラーはにっこりと笑い返し、私もよくミスをやるんだとや ...
国際公務員
2017/7/20
オノ・ヨーコの妹ということで飛びついた。「女ひとり世界を翔ぶ」(講談社)は、元世界銀行シニアアドバイザーを勤めた小野節子の手記。相変わらずのミーハーだが、押さえておかねばなるまい。東京銀行の初代ニュー ...
苦しくとも希望の船出
2017/7/20
窮余の一策とはこのことであろう。このHP「ゆずりは通信」が出版されることになった。いや自作自演だから、出版せざるを得なくなったというべきか。苦しまぎれのこんな経過である。父のあとを継ぐことにしたのだが ...
公貸権
2017/8/3
定年退職者のたまり場といえば、真っ先に図書館が挙げられる。日長一日、新聞雑誌を読み漁り、ゆっくり昼寝までできる。時にいびきが響きわたるほどだ。図書館職員の知人もお手上げといっている。さらに加えて、誰も ...