katsushi

「博士が100人いるむら」

2019/4/21  

 このブログを深夜に書きあげ、翌朝アップしようと思っていた。4月18日の早朝、朝日新聞を手にすると、ブログと同じ内容のものが1面と社会面に載っているではないか。「若手研究者の自死」。近世仏教研究家・西 ...

「100年かけてやる仕事」

2019/4/9  

 桜満開ということで4月6日、富山県立図書館まで歩き、新刊書コーナーに並んでいた「100年かけてやる仕事」(プレジデント社)を手に取り、裏手の公園前にあるコンビニで弁当とお茶を買った。ひとり花見である ...

2019読書アンケート特集

2019/3/25  

 「月刊みすず」が毎年3月に発行する読書アンケート特集はやはり見逃せない。800人の知識人が昨年読んで興味を感じた書物を挙げている。ひとり5点に絞っているのだが、これはと思う本は同じと見えて、重複する ...

「21世紀の楕円幻想論」

2019/3/13  

 「連帯保証人にだけはなってはならない。保証人になるくらいなら、返さなくてもいいおカネをあげなさい」。親父の遺言だという人は多い。初めて聞いたのが、富山・清明堂書店の丸田社長だった。堅実経営の苦労人だ ...

東大闘争と在宅医療

2019/3/3  

 「50年前のあの日、わたしは・・」で語りだす医師たちは、在宅医療の地平も切り拓いてきた。50年前の1月19日、東大安田講堂にバリケードを積み重ねた現場に居合わせた医師たちである。その彼らが安田講堂を ...

日米同盟の行く末

2019/2/19  

 自衛隊の現場が混乱し、しかめっ面が眼に見える。つい悲憤慷慨の独善老人になってしまうが許されたい。昨年末に防衛省は、取引のあるメーカーや商社を呼び、支払い延期の説明会を開いた。米国製の武器を言われるま ...

慶應義塾文学科教授・永井荷風

2019/2/6  

 慶應の仏文です、といえば誰もが一目置く。大学の公式案内は、フランス滞在を終えた永井荷風が慶應義塾に就任し、私たちの専攻が実質的に誕生したのは1910年のことでした、と誇らしく謳う。日和下駄に蝙蝠傘を ...

若者に託そう日韓の未来

2019/1/28  

 久しく経験していない政治のダイナミズムを感じることができた。沖縄の辺野古移設をめぐる県民投票で、反対5市も矛を収め、全県で実施されることになった。琉球新報によると、県民投票の会代表の元山仁士郎が決行 ...

今こそ、ベーシックインカム

2019/1/15  

 初めてアメリカに渡ったのは1975年の8月末であった。30歳の区切りでもあり、自分に投資する意味でニューヨーク5日間というジャルパック。旅費35万円は車を売って用立てた。1ドルは300円前後で、思い ...

2019新年雑感

2019/1/4  

 新年早々で清新な心もちといいたいが、手にしているのが「芸術新潮」1月号だ。禁断のヌード写真史特集と銘打っている。大橋仁が390人に及ぶ男女の絡みを体育館とも思えるスタジオで、大型クレーンで撮影した1 ...

© 2024 ゆずりは通信