斉藤別当実盛
2017/7/20
「寿永二年夏五月、平家の軍勢十万余騎、越中の国倶利伽羅谷の合戦に、木曽義仲が火牛の計に謀られて、さんざんにぞ討ちなされける。落ち行く平家の軍勢は、安宅の渡しの橋を切り、加賀の国なる篠原へ、引き退いてぞ ...
コミュニティビジネス
2017/8/3
酒の勢いでしか物事が運ばなくなっている。行きつけの居酒屋でのこと。2年前に10人も入ればいっぱいの場末から、富山市神通川沿いの美術館の隣に打って出た。瀟洒なつくりで、3倍の規模に。予約しなければ、入れ ...
香月泰男展
2017/7/20
赤ん坊の手を引いた、小さな命を慈しむ若い母親。しかし、おむつが入っていそうに見えるバッグの中に爆弾が仕掛けられている。1979年末ソ連はアフガニスタンに侵攻した。ソ連戦車に乗る若い兵士は路上前方に親子 ...
若者たち
2017/7/20
金沢大学角間キャンパス内の学生生協食堂。2月25日の入学試験日にちょっと所用で出かけてみた。どんな大学でも出かける時は、昼をはさむようにしている。学生食堂で昼食を食べたいからからだ。この日は学生が休み ...
樺太(サハリン)
2017/7/20
日脚伸ぶ卒寿の父と風呂に入る(ひあしのぶ そつじゅのちちと ふろにいる)(拙句) 昭和4年(1929)4月。新湊の青年は富山伏木港から貨物船第五剣山丸に乗り込んだ。行き先は樺太大泊港、現在ロシア領サハ ...
リア王
2017/7/20
早稲田大学正門前にあった喫茶店「モンシェリ」。平屋に2階をかぶせて、そこを演劇小屋にしてやろうと喫茶店主がいい、その建設費214万円を演劇の革新を志す若者たちが半年で集めた。これが早稲田小劇場。196 ...
再選阻止
2017/7/20
アメリカの財政赤字が5210億ドルで、過去最大になるという。2003年10月から04年9月までの会計年度でのこと。5年以内に半減させるというが、イラク復興に、高齢者向け医療費の大幅な国庫負担増、そして ...
新英和大辞典
2017/7/20
高校を卒業してから40年になるという。その記念同窓会の案内が届いた。入学したのは昭和36年、もはや半世紀前だ。そういえば、こんなこともあったかと思い出した。 入学最初の洗礼は、英語の辞書。最初の英語授 ...
幸運のエア・シート
2017/7/20
飛行機で偶然隣に乗り合わせて、それが縁でトントン拍子に上昇気流という話。意外に多いのである。レベルの低いところではわが同級生。高卒後紳士服のセールスをしていたが、無類のギャンブル好き。韓国でのバカラに ...
獄窓
2017/7/20
還暦に手が届く年齢になっても、うろたえ、落ち着きのない日々を送っている。憤死する覚悟もない口舌の徒よ、と蔑む声にも、うなづくしかない。あまりの情報を持て余し、あまりの自由を得ているからではないかと思え ...