「沈黙―サイレンスー」
2017/8/3
この映画はわがキネマベストテンに入ることは間違いない。遠藤周作の「沈黙」を28年かけて温め続けたニューヨーク生まれのスコセッシが、監督、脚本、制作を担った。字幕付きの米映画だが161分、身じろぎもせず ...
「通販生活」
2017/7/28
部屋のほこりを気にしない。そう自らにいい聞かせる生活だが、この掃除機があればと思わせるものが目に入った。マキタのターボ。ターボ機能付きで、連続30分使用のマキタのコードレス機は小社でしか入手できません ...
免疫学的寛容
2017/7/28
「サヨナラだけが人生だ」。オバマが退任演説で涙をぬぐうのを見て、井伏鱒二の名訳の一節が浮かんだ。そんな寂寥感を抱えて、オバマもホワイトハウスではない居場所を探さなければならない。2期8年を超えて権力の ...
「この世界の片隅に」
2017/7/28
混沌、錯綜した情報が駆け巡る中で、新年という区切りで整理しようと思うが、衰退した脳は休止したままである。妙に記憶に残るのはトルコでソ連大使を銃殺したテロリストの叫び声「アレッポを忘れるな!シリアを忘れ ...
「あの人ともういちど」
2017/7/28
年の瀬ながらさりながら、古稀を過ぎれば平常心を保ちつつ、心地よい出会いにもう少し生きてみようかという希望を感じたい。とにかく動くことである。 「ニューヨークで個展をやれたら、と思っている」。「まだそ ...
鳩山・河野の日ソ交渉
2017/7/28
外交は天の時、人の妙という要素が絡まないとまとまらない。プーチン来日だが、わが首相が虚しくウラジミールと呼びかけているテレビ報道を見て、すぐにスイッチを消した。とても恥ずかしく、見続けることはできなか ...
フレイル
2017/7/28
超高齢化社会をどう乗り切るか、キーワードはフレイルである。衰えるという意味のフレイル(frailty)だが、加齢による心身機能・生理的予備機能の低下をいい、病気ではなく、状態をさす。フレイルになる主な ...
ボランタリー経済
2017/7/28
この人のことだけはぜひ伝えておきたい。「東京に立ち並ぶビルが地中にのめり込んでいく。そんな悲惨な風景を想像して打ち震えることがあります。関東大震災がいつ起こるかわかりません。正直いえば縄文弥生の遺跡あ ...
11月末の東京
2017/7/28
新しい模索のきっかけにしたいと出かけた。1泊2日の東京だが、硬くなった古稀の感性を解き放つ出会いと殻を破ってみたのだが面白かった。その3話を報告する。 3人で参加した公式会議を終えて、ひとりが誘って ...
「うぬぼれ鏡」
2017/7/28
スターリンは、いつ、どのような環境のなかで、千島領有の要求を持ち出したのであろうか。そんな書き出しで、26年前に東京新聞のコラムを書いたのは藤村信である。中日新聞特派員、同社パリ駐在客員として40年間 ...