「民衆暴力」
2023/6/12
全国紙の書評でユニークな論評を書いているので注目していた。76年生まれの歴史学者・藤野裕子早稲田大准教授。大学生にも手に取ってもらい、歴史を通して思考を深めてもらいたいと著したのが「民衆暴力」(中公 ...
「岩波新書の歴史」
2023/5/31
「歴史は創造的である。しばしばそれはたいくつな反復の日々であるようにおもわれるかもしれない。しかし、ときには、あらたな事態がすさまじい速さで全面へひろがりはじめ、やがてわれわれ自身もそのなかにまきこ ...
999.9(フォーナインズ)
2023/5/21
77歳にして、妙にこだわっていることに驚く。08年新宿伊勢丹で求めたメガネは、何と15年の使用に耐えた。レンズのコーティングが剥がれ、フレームの劣化も目立ってきたので、はてさてと迷いながら、軽い気持 ...
瑞宝中綬章
2023/5/11
ついにというか、身近に勲章受章者が現れた。新湊小学校同期の矢野忠・明治国際医療大学名誉学長が、瑞宝中綬章を受章した。瑞宝章は公務及びそれに準じるものがその職務に格段の功績があったということで、事務次 ...
「韓国文学の中心にあるもの」
2023/5/1
4月17日BOOKSなかだで、1万円使うと決めて本を買ったが、そうと決めなければ買えなかったのがこの本である。「韓国文学の中心にあるもの」(イースト・プレス)。何といっても、著者の斎藤真理子の切れ味 ...
中田図書新聞、地元書店の心意気
2023/4/20
レジ前にさりげなく積まれている。A3を二つ折にした、いかにも手作りという中田図書新聞。BOOKSなかだの書店員が手分けして書いている書評誌だが、なかなかレベルが高い。年4回、不定期発行。3月31日発 ...
「誠意ある呼応」で、日韓関係の転換を。
2023/4/11
韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が3月に来日し、徴用工問題の解決に向けて岸田首相と11年ぶりの首脳会談を行った。イニシアティブを取って、リードしたのは伊大統領。4月に訪米するがバイデン大統領か ...
富山県議選へ、33歳の挑戦.
2023/4/1
「選挙カー?使わない。お金?使わない。それでも選挙に勝てることを私は知っている」。彼の決断は唐突に見えるが、ある種の作戦めいた戦略が隠されている。県議選出馬表明は告示10日前の3月22日。速からず、 ...
アナリティクス
2023/3/21
わがブログのアクセスが異常に反応する時がある。グーグルのアナリティクスが上振れし、何が起きたのかを推測することになる。俵万智にちなむ「弟の結婚」が通常の4倍となったのが3月末日。同月20日に放送され ...
「週刊朝日」101年目の落日
2023/3/11
戦後マスコミの三羽烏と呼ばれたのが文藝春秋の池島信平、暮しの手帖の花森安治、週刊朝日の扇谷正造。昭和のわが世代は彼らの絶頂期を共に過ごしてきた。47年復員から戻り、週刊朝日の編集長となった扇谷は太宰 ...