「あの人ともういちど」
2017/7/28
年の瀬ながらさりながら、古稀を過ぎれば平常心を保ちつつ、心地よい出会いにもう少し生きてみようかという希望を感じたい。とにかく動くことである。 「ニューヨークで個展をやれたら、と思っている」。「まだそ ...
鳩山・河野の日ソ交渉
2017/7/28
外交は天の時、人の妙という要素が絡まないとまとまらない。プーチン来日だが、わが首相が虚しくウラジミールと呼びかけているテレビ報道を見て、すぐにスイッチを消した。とても恥ずかしく、見続けることはできなか ...
フレイル
2017/7/28
超高齢化社会をどう乗り切るか、キーワードはフレイルである。衰えるという意味のフレイル(frailty)だが、加齢による心身機能・生理的予備機能の低下をいい、病気ではなく、状態をさす。フレイルになる主な ...
ボランタリー経済
2017/7/28
この人のことだけはぜひ伝えておきたい。「東京に立ち並ぶビルが地中にのめり込んでいく。そんな悲惨な風景を想像して打ち震えることがあります。関東大震災がいつ起こるかわかりません。正直いえば縄文弥生の遺跡あ ...
11月末の東京
2017/7/28
新しい模索のきっかけにしたいと出かけた。1泊2日の東京だが、硬くなった古稀の感性を解き放つ出会いと殻を破ってみたのだが面白かった。その3話を報告する。 3人で参加した公式会議を終えて、ひとりが誘って ...
「うぬぼれ鏡」
2017/7/28
スターリンは、いつ、どのような環境のなかで、千島領有の要求を持ち出したのであろうか。そんな書き出しで、26年前に東京新聞のコラムを書いたのは藤村信である。中日新聞特派員、同社パリ駐在客員として40年間 ...
「数学する身体」
2017/7/28
本だけに限らないが、ネーミングは売れ行きを左右する。数学=数式と計算と思っているのに、身体とは何か。まして数学で挫折している人間であれば、どんな考え方をしているのか興味が沸く。著者の森田真生は85年生 ...
「シェアをデザインする」
2017/7/28
この激変する時代をどう生きていくのか。そんな不安に応えるキーワードとして「シェア」がある。わが貧弱な暮らしに目を向けてみても、余剰が満ち溢れている。新聞だが今までの惰性で4紙を購読しているが、チラシは ...
「地蔵千年、花百年」
2017/7/27
文学というのは著者と読者との豊かな対話である。死を遠景に見る年齢になった柴田翔が約30年ぶりに長編小説を文芸誌「季刊文科」に発表した。「地蔵千年、花百年」(鳥影社)。570枚の書下ろしはベーリング海峡 ...
「日の沈む国から」
2017/7/27
日本という国がみるみる暗がりのなかに染まっていく。「戦後」と「震災後」という二つの時間に挟まれた難関に文芸評論家・加藤典洋は目を凝らす。対米従属、原爆と核、経済成長の神話、あらゆる主題にかつてない問い ...