薬漬けマーケティング
2024/9/11
うつ病を経験した後輩が、クスリだけに依存する治療はおかしい。そうもらしていたが、この6月にロンドン本社の巨大製薬会社グラクソ・スミスクラインが「弊社が製造販売するパキシル錠を誠に勝手ながら諸般の事情 ...
夏休み京都の旅
2024/8/31
東京に住む小6の孫娘は、京土産の定番である八つ橋の虜(とりこ)になっている。夏休みの希望が「おたべ」の工場見学だという。爺さんとしては、昨夏の帯広に続く第2弾とせざるを得ないが、ここだけは外せないと ...
月刊「地平」創刊
2024/8/11
8月2日午後、ぶらりと紀伊国屋書店を回遊していたら、雑誌コーナーに平積みされている見慣れない月刊誌が目に入った。「地平」8月号。これがあの「地平」か、とピーンときた。創刊の7月号は2度刷り増しをして ...
「別れを告げない」
2024/7/31
初めて韓国の現代小説に挑んだ。現在韓国で屈指の人気作家ハン・ガンの最新長編「別れを告げない」。22年に発売するや、1か月で10万部を突破した。その邦語訳を担ったのが売り出し中の斎藤真理子。彼女の翻訳 ...
「ごめんね でてこい 」
2024/7/21
夏休みを目前にした書店には、児童向けの課題図書が並んでいる。ひょいと手に取って眺めていたが、ついに読み切ってしまった。15分余りだったか、抱きしめたいほどの感動がよぎった。小学校低学年向けの「ごめん ...
人質司法
2024/7/11
民主主義の最後の砦である司法が危うい。三権分立というが、行政、立法側は無茶をしても、司法が忖度してくれると甘く見ている節がある。その象徴なのが「人質司法」だろう。容疑者が無罪を主張すると保釈が認めら ...
「1945年、26日間の独立」
2024/7/1
朝鮮半島の8月15日はどうだったのか。日本の無条件降伏はラジオ短波で少数の人間は把握していた。40年余も植民地支配に苦しみながら、「知らないうちに解放されていた」という現実。各地でマンセ(万歳)の声 ...
「わたしのeyePhone 」
2024/6/21
6月5日朝日新聞の書評に懐かしい名前を見つけた。三宮麻由子著「わたしのeyePhone 」(早川書房)。ちょうど20年前の2004年7月4日、魚津で立ち上げたばかりの森の夢市民大学の講師に招いたのが ...
遥かな尾瀬、疲れ旅。
2024/6/11
いつかは尾瀬へと思っていたが、偶然に実現した。永らく開業医をしていた高校同期が理想的な後継プランを得て、自由時間という褒美を獲得し、尾瀬への団体旅行に誘ってくれた。富山駅発着の「尾瀬ヶ原と谷川岳ロー ...
北朝鮮帰国事業
2024/5/31
巨大な拉致と呼ばれる北朝鮮帰国事業を、半知半解ながら取り上げる。県立図書館の新刊棚に「北朝鮮帰国事業と国際共産主義運動―資料が明らかにする真実―」(現代人文社)。その分厚さと定価7000円に、今借り ...