katsushi

全羅南道光州にて

2023/10/27  

 念願の旅はついに実現した。10月12日夕刻、ソウルからのKTXは光州駅に滑り込んだ。若い時は自分が韓国で生まれたことに無頓着であった。歳を重ねるに従って、生まれ落ちた偶然に興味が湧いてきて、家族がど ...

「しゅくだいやる気ペン」

2023/10/11  

 日本経済の低迷は続く。「失われた30年」から抜け切れず、画期的な技術も、革新的組織も、世界から注目される経営者も現れず、抜け出すきっかけさえつかめていない。何をどう間違えたのか。10月8日の日本経済 ...

いま一度の色川大吉

2023/10/2  

 いい出しっぺが汗をかくのがべ平連流儀。そう見栄を切った講演会を9月30日開催した。テーマは関東大震災100年記念「朝鮮人虐殺を読み解く」で、講師が新井勝紘・元専修大学教授。朝日新聞の書評を見たのがき ...

危機に瀕する防衛大学校

2023/9/21  

 砂上の楼閣とはこのこと。現代の安全保障はたんに兵器と人間の頭数が多ければよいというものではありません。刻々と変化する安全保障環境と技術革新に柔軟に対応できる、想像力と論理的思考力を持つ幹部自衛官がい ...

部落問題で新聞協会賞

2023/10/23  

 2023年新聞協会賞に西日本新聞社の「人権新時代」取材班が選ばれた。何と被差別部落出身の28歳の若手記者が自らカミングアウトして、ペンを取っている。「人の世に熱あれ、人間に光あれ」と高らかに謳った水 ...

人生の余白を生きる

2023/8/31  

 78歳となった。自分史年表を作成しているので、70歳まではよくわかる。しかし70歳からの「無名無所属」は書き足すことがなく、やはり人生の余白のように見える。この余白こそ豊饒なものにしなければならない ...

連累

2023/8/21  

 韓国の大統領が徴用工問題で大胆な譲歩策を打ち出し、日韓関係が改善するや否や、バイデンがこの機会を逃がしてなるものかと、キャンプデービットでの日米韓首脳会談を持ち込んだ。中国の台頭に対して、日米韓で対 ...

帯広にて

2023/8/11  

 「その昔この広い北海道は、私たちの先祖の自由の天地でありました。天真爛漫な稚児のように、美しい大自然に抱擁されてのんびりと楽しく生活していた彼らは、真に自然の寵児、何という幸福な人たちであったでしよ ...

高浜原発再稼働に思う

2023/7/31  

 どうしてこんな愚かな選択になるのだろうか。関西電力は国内最古の高浜原発1号機を再稼働させた。関電だけではとてもこんな愚挙はできない。それを背後で操る権力に「新しい戦前」を見る思いだ。この老朽原発は1 ...

常駐フリー

2023/7/21  

 週刊朝日が101年の歴史に幕を下ろした。5月30日発売の「休刊特別増大号」は発売後に即重版となり、異例の4刷と続き、16万5000部を記録した。前号の部数74000部の2倍である。しんがりの編集長を ...

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